変わろうとしない奴はもういらない ★★★★

変わろうとしない奴はもういらない

変わろうとしない奴はもういらない

以前読んだ本に続いてなんとも挑発的なタイトルの本です。落合信彦氏は国際ジャーナリストのはずなんですが中身は若者(20代くらい?)向けの自己啓発本です。タイトルもそうですが、中身もなかなか暴れっぷりで好き嫌いがはっきり分かれそうな著者です。ただ「本質を追究せず行動をおこさない奴は小市民だ!人間のクズだ!豚だ!」と乱暴に言い放ちながらも「そうならないためにはこんな努力してみたらどうよ、ちょっとずつでもいいからさ」と手を伸ばしているところにある種の優しさを感じます。

言ってることは極まっとうで「小手先に頼った成功なんて一時的なもの、地力を磨け」と理解。今時の言葉でいうなら「ふつうのやつらの下を行け」ですか。そのための「ちょっとずつの努力」が紹介されてます。

  • 3人の自分(批判、理想、生身)を持て
  • 世界の動きを自分に重ねろ
  • 自己規制を解け
  • 失敗しろ、挫折を感じろ、恥をかけ
  • 選挙に行け

30を過ぎて政治・経済・歴史・英語・数学あたりに「オレって何にもしらないなぁ」と不安を感じている自分にはいい刺激になりました。ということでここ数日の世界全面株安の仕組みを自分なりに調べて納得している夏休みです。