わたあめ

妻の職場で納涼会が行われたため夕方息子二人を連れて参加してみた。といってもお目当ては釜飯弁当などだったり。

妻が入口で待っていたため近づくとなにやらビニール袋を持っている。中には黒い物体がモソモソと動いている。なにかと思いきやちょっと小振りのカブト虫が一匹。利用者の家族の方が飼育されているものをいただいてきたらしい。初めて見る生カブト虫に長男おおはしゃぎ。甲羅をつかんで長男の手の甲に置いてみると少々恐怖の顔をしながらも作り笑い。爪がひっかいて痛そうなのでTシャツの裾のあたりにつけてあげると「カブトムシ、カブトムシ」といいながら嬉しそうに歩きはじめた。

しばらくカブトムシで遊んでいると妻がわたあめを持ってきてくれた。子供には無料で配っているらしい。初わたあめの長男はそれが食べられるものだとは分からなかったらしい。おもむろに頭にのせてみる。慌てて取ってあげるもすでに髪の毛の先っぽはベタベタでベッコウ色の玉がチラホラ。少しむしって口に入れてあげると怪訝な顔をしながら一口。口の中でしばらく味わい甘いとわかるともっともっとをせがんでくる。わたあめデビュー終了。

お目当ての釜飯も買ったので納涼会も始まって早々に引き上げてきた。いただいたカブト虫はひとまず手近のダンボールに住んでもらう。2〜3日堪能したら山へ帰してこよう。