最後の授業 DVD付き版 ぼくの命があるうちに

腎臓ガンにおかされ余命半年と宣言された46歳大学教授の最後の授業。400人の観客が受講したその授業はテレビに撮影されyoutubeなどインターネットで配信された。最後の授業+その後のお話の書籍化。

インターネットで配信された授業の日本語字幕つきDVDがついたものを購入。息子二人の相手をしながら居間のテレビで観賞。話すランディ・パウシュ教授は余命半年、さぞ悲しく、いかに生きることが素晴らしいことかを語る内容かと思いきやまったく逆。講堂は笑いに包まれ、観ている間はこの人が膵臓ガンに蝕まれていることなど忘れてしまったいた。

講義の内容は子供のころの夢を実現させることについて。講義のなかでなんどとなくでてくる「レンガの壁」の話。

「レンガの壁がそこにあるのは、それを真剣に望んでいない人たちを止めるためだ。自分以外の人たちを押しとどめるためにある。」 (P.95)

最後のことば。一つ目の頭のフェイント。

「夢をどのように実現させるかという話をしたのではありません。人生をどのように生きるかという話をしたのです。人生を正しく生きていれば、運命は自分で動きだします。夢のほうから、きみたちのところへやって来るのです。」(P.246)

正しい人生の生き方については4章〜5章の見出しを読みながら振り返ってほしい。

そして二つ目の頭のフェイント。

この部屋にいるみなさんだけのために話したのではありません。「僕の子供たちのためなんです」(P.246)

プログラマである自分が子供たちに残せるものはなんだろう。子供たちにとって父の仕事が特別であるためにできることってなんだろう。改めて考えている。

最後の授業 DVD付き版 ぼくの命があるうちに

最後の授業 DVD付き版 ぼくの命があるうちに