環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks) ★★★★

環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)

環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)

いかに今の環境問題が利益目的のために歪められて報道されているか。「北極の氷が溶けると海面が上昇するのはウソ」というのは高校時代に先生が言っていたなぁ。それ以外にも「ダイオキシンは猛毒ではない」「京都議定書では地球温暖化は防げない」「そもそも地球温暖化は問題ではない」と。この本の内容とニセ科学・論文捏造、根っこは同じですね。この本を読んで以前読んだファインマンの言葉を思い出した。以下再度引用。

その「もの」とはいったい何かと言えば、それは一種の科学的良心(または潔癖さ)、すなわち徹底的な正直さともいうべき科学的な考え方の根本原理、言うなれば何ものをもいとわず「誠意を尽くす」姿勢です。