ライト、ついてますか―問題発見の人間学

ライト、ついてますか―問題発見の人間学

ライト、ついてますか―問題発見の人間学

世間ではシステムエンジニアが必ず読んでおくべき本としてあげられているが、正直この本の良さがわからない。自分の読み込みが甘いのか、読むにはまだ早いのか、内容が悪いのか。amazonの書評にも書かれている通り翻訳の出来は正直悪い。一文をパッと読んだだけでは理解できず、しばし立ち止まって日本語を翻訳しなおさなくてはならない箇所が多々(いやほぼ全体・・・)ある。また「問題」を表すためにしばしば「例え」がでてくるのだが、この例えがしっくりこない。アメリカ文化を知っている人ならあぁなるほどと合点のいくものばかりなのだろうか?自分に文化的な学がないのが原因なのだろうか?とにかくしっくりこないのだ。

各章には学ぶべき教訓が示されるわけだが、そういった理由でなぜその教訓が導き出されるのか???そもそも教訓なのかすら分からない。確かにHOWTO本ではない。読んで明日から使える類のメソッドは教えていない。問題の見方、捉え方に行き詰まった時にふと読み返すとヒントを与えてくれるものなのかもしれない。しかし・・・この本を読み返すのはつらい。