致命的なミス

昨日は情報処理資格の試験日でした。昨年同じ試験を受けて不合格だったので今年こそは!と正月明けの3ヶ月前から参考書や過去問題を購入し、毎日5時起きで勉強してきました。3月に入ってから諸々の事情で勉強時間をとることが難しくなったのですが、それでも少しずつ時間をみつけてはこの日のために準備してきました。

いよいよ当日。試験科目は3種類。午前中は選択式の問題。これは苦手な制度問題が多めに出題されたのですが、それ以外の分野はほぼ間違いなく回答できました。午前中に手応えを感じつつ、午後はまず記述式問題。経験と問題読解力が試される上、回答は制限文字数でまとめなければならないという難易度の高い試験ですが、出題された問題をよく読み冷静に考えることで自分でも納得の答えが書けたと思います。

そして最後の小論文。3つのテーマが出題され、そのうちの1つを選択。そのテーマに沿った自分の経験や考えを2500文字程度にまとめます。試験時間は2時間。ここでも前日に準備したネタに似たテーマが出題され、普段書き慣れていないためにだんだんと腕がだるくなりつつもなんとか時間内にまとめることができました。

「全てだしきった!」

試験官の試験終了の声を聞きながら満足気に解答用紙の裏返し、念のために受験番号・生年月日、そして選択したテーマ欄のマル・・・・あれ?・・・・・・!? そこには本来マルをつけるべき選択テーマ欄が白いままに・・・考えがまとまらないうちに解答用紙は回収されてしまいました。

なお、マル印がない場合は、採点の対象になりません

そんな問題用紙表紙の文言。試験の手引きのコラムにもマル印がないために採点できない人が多いということが書かれていたのを読んでいたのに・・・まさか自分がその一人になるとは。

すべて終わりました。2ヶ月後の試験結果を待つまでもありません。3ヶ月の努力も水泡に消えました。もう少し早くたったあと数秒早く気づけば良かっただけなのに。

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家に帰り妻に報告。ありえないケアレスミスにあきれながらも「また来年がんばろうね」と声をかけてくれる。息子二人はニコニコと笑顔でじゃれついてくる。そんな時間が自分のいたたまれない気持ちを和らげてくれました。

家族ってすばらしいですね。