壁画

夜、仕事が終わり家に帰ると長男が顔をだして「おとうさん、これかいたの〜」と寝室を指差す。いつも通りカレンダーの裏にお絵描きでもしたんだろうと思いきや、壁に大きな線が丸く何本も描かれている。

「なにこれ」と妻に聞いたところ次男と風呂に入っている間の出来事だったそうで、おもちゃで壁をこすったところ塗装がはげて黒い線が書けたのが楽しかったんではなかろうかと推理してくれた。クレヨンでイタズラしたわけでないので怒るに怒れず「おもちゃで壁に絵を描かない」お約束をしたそうです。