老妓抄 (新潮文庫)

老妓抄 (新潮文庫)

老妓抄 (新潮文庫)

ウェブ進化論で有名な梅田望夫さんのブログで紹介されていたので青空文庫の初体験とあわせて読んでみた。結局本編の結末は理解できていないのだが、なるほど電気器具屋の柚木の発明に対する気持ちは共感できるものがある。

先日どこでだったか人月仕事をしている会社にパッケージ開発を行うのは難しいという内容のブログを読んだけど、その新パッケージ開発プロジェクトをやろう・やりたいと思った時の気持ちといざ進めてみた先に待っている気持ちをあらわしているともいえる。さらにそこへ日々の稼ぎを得るための人月仕事も平行してやるなら頓挫するのは当然であろう。

それだけ人月仕事からの脱却というのは難しいのだ。