会社とは何か
- 作者: 日本経済新聞社,日経=,日本経済新聞=
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2006/10/01
- メディア: 単行本
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会社はどこへ向かうのか。会社はだれのものか。会社とは何かーーーー。
未来の自画像を求める会社の姿を追う。
以下備忘録と自分なりのまとめ。散文のためまとまりがない。
その昔、会社と社会は同義であり「人の生きる場」であり活動の「舞台」であった。会社は同じ目的を持った人達が結合した共同体という一般概念から離れいつしか営利目的の組織として定義された。
今後「倍速経営の瞬発力」を求められつつ「事業永続」も模索しなければならない。3ヶ月単位での株式配当、3年以内での成果獲得、30年の事業継続。各時間単位で成果を求められる。
■見えざる資産
- ブランド
- 人材
- 社風
いわゆる'75年以降の若い世代は会社の安定より「やりがい」を求める。その会社でなければ得られない何かそれら見えない資産を明確に持つことが会社に求められる。また人と組織が見える場、人材育成、評価方法などの確立も必要。評価方法は単に成果主義を至上とするだけではうまくいかない。実と情、二つの柱が必要となる。
■ステークホルダー(利害関係者)
- 株主
- 地域社会
- 社員
- 顧客
- 取引先
- 経営者
上場していない中小企業には株主や地域社会へとの利害は実感ないが、会社は社員だけ、顧客だけを見ていれば良いものではない。もちろん経営者も利害関係に含まれることを忘れちゃいけない。
21世紀は「知の資本」が「金の資本」に勝る。