な〜む〜

土曜日は妻実家の法事。朝から親戚一同集まってお寺さんをよび1時間のお経を聞いたり、説法を聞いたりする。
自分も一家の代表として輪の中でお経を聞いていると、息子がめずらしそうに寄ってきてチョコんと膝に座る。

息子は普段からじいちゃんが朝仏壇にお供えしている姿を見ているので、カネがなるたびに「なむなむ〜」と胸の前で手をあわせる仕草をする。まわりのおばさん方は大喜びだ。息子は親戚の間を徘徊しながら愛想を振りまいて台所に去っていった。

次にきた時はナビスコリッツを片手に寄ってきた。歩くたびにパン屑のようにかけらを落としていく。お寺さんの近くにいこうとする息子もなんとかじいちゃんがガードしてくれているようだ。

と、お寺さんが拍子木を取り出して軽快にたたき出した。「ほう、宗派によっちゃぁこんなこともするのか」と思って見ていると、突如息子がケタケタケタケタと笑い出した。拍子木がおもしろくてしかたないらしい。普段は拍子木なんぞ使わないもんな。鳴るたびに満面の笑みでこちらに同意をもとめる。勢いお寺さんに突進しようとしたので丁重に退場いただく。

それでも1時間泣きもせず、大人しく(?)していてくれました。お寺さんも「もっと騒ぐかと思ったけど拍子ぬけ」だそうです。ちなみに別の親戚の子達は人見知りのおかげかおとなし〜くしていてくれました。