田植え

実家の田植えに行ってきました。今年は長男も泥んこ遊びの格好をしてお手伝いの準備。妻の姉一家から小学生の従妹3人も参加して総勢5名の応援です。

・・・と思ったのですが、前日までにあらかたの田んぼは終わっていたようで、残るのは妻の実家の裏にある1反ほど(?)の小さい場所のみ。それも朝遅かったせいか(それでも9時くらいだけど)、4分の1ほど終わっていました。

子供達は短パンに靴下という格好で田んぼの中へ。長男も親戚のお兄ちゃんにつられて田んぼへ入るかと思ったのですが、足をつっこんだ瞬間、思いの外冷たかったのか足を引っ込めて畦でじっと様子をうかがっていました。

昨年に手押しの田植機が壊れてしまったとのことで、新しい乗車タイプの田植機になっていました。乗り方を義父から教えてもらって早速田植え開始。泥にも汚れずにこりゃ楽ちんだわいと喜んでいたら、小学5年生になる姪に「汚れなくていいねぇ」と心を見透かされたコメントをいただいてしまいました。

田植機で植えた苗を子供達が植え直すという役目のはずなのですが、カエルを追いかけたり足が抜けずに植えたところに尻もちをついてたり、下の田んぼに続く排水口を泥で塞いでみたり・・・いつの間にか長男も田んぼに入って遊んでいるし・・・あっ、転んだ。

結局一時間もかからずに田植えは終了。泥だらけになった子供の服を脱がせ、軽く水で洗い、風呂に入らせ、今度は風呂の中のシャワーで遊び始め・・・と、そんな孫に対してそこら中で祖母の怒声がとびかっていました。手伝いにきたんだか、迷惑かけにきたんだか。

自転車に乗れるようになった

田植えから帰ってきた夕方、息子二人を連れてアパートの公園で自転車の練習をしました。次男を三輪車にのせつつ、長男にペダルの漕ぎ方を教えるのですがやっぱり話半分にしか聞かず。「こうやって足でクルクルと前に押すんだよ」と教えるも「この自転車だれがくれたの?」と関係ない質問を始める。そのたびにプチンときれそうになるが、いやいや、ここはじっくりと辛抱だと自分に言い聞かせ「おとうさんのお話聞いてた?」と会話を練習の話に戻す。

そんなやりとりをしながら、ときたま次男の三輪車を押して歩いてはまた長男の場所に戻って漕ぎ方の説明を続ける。「ほら、三輪車のペダルもこうやってクルクルまわってるでしょ」「ペダルにつま先をこう乗せて立つようにして漕ぐんだよ」「おとうさんの話聞いてる?」・・・

そんなこんなで30分。ようやく1回、2回、連続して足でこげるようになった。「できたねぇ、上手だねぇ」と褒めてあげると本人も「できた、できた」と喜ぶ。それからの成長が早い。あっという間に足のこぎ方を覚えて自分一人で長い距離をすすめるようになる。ハンドル操作も特に教えることなく「ちゃんと前を見て運転しないとあぶないよ」と伝えるとカーブも自然に曲がれるようになった。

練習開始から1時間後には父を置いて自分でアパートの中を一周できるくらいにまでなった。ハンドル操作に失敗して補助輪がつっかかってしまった時も、一度降りて手でハンドルをひっぱりながら道に戻すやり方を教えてあげたら「おりてから・・・こうやってひっぱるの」と言いながら自分で直せるように。

砂場で同じ保育園の子が遊んでいたのを見つけるや「みてみて、自転車のれるんだよ!」と披露して自慢気。その子のママ(保育士さんらしい)も驚いていました。

自転車を買ってから2週間。うちの子は「できない子」なんじゃないかと思ったこともありましたが、ちゃんと練習することで乗れるようになることがわかりました。叱っちゃだめ、褒めて育てる。その大事さを父も知りましたよ。